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教授「君はもっと大きな理念で動いている いや 動かされている いわば 君はその理念の召使いだ 最も当の君自身はその理念なんて念頭になく 自分とは無縁のものだと思っているようだがね まあしかし人は元来 自然にそれに憧れ それを欲するように設計されているのだよ そして私はそれを求めるところこそが人間の数少ない尊さであると考えている。」
オクジー「一体さっきから何の話を 大きな理念って何に動かされているって言うんです?」
教授「それに答えるのは君だ 君が心の底で憧れ 求めたものがある それに気づきたまえ。」
ノヴァク「私はずっと不思議だった なぜ異端が現れるのか だっておかしいだろう 我々は約束されてるんだぞ じっと善良に生きていれば天国へ行ける なぜそれを自ら棒にふるようなことをする 悪魔に頭をおかしくされちまったからって話はわかる だが異端と話すと そう単純じゃないのもわかる 頭のまともなやつもいる 一体どういう理屈だ どういう動機だ 悪魔以外の理由があるなら 君ら異端はなぜ存在する?」
オクジー「そんなの分かりません でも少なくとも俺は何と言うかその うかつにも憧れて求めてしまったからだと思います。」
ノヴァク「何を求めたと言うんだ?」
オクジー「自由を。」
ノヴァク「やはりわからん 自由なんて聞こえはいいが 規範がないなら獣と変わらないじゃないか。」
オクジー「ええ そうなのかもしれませんが 今ある規範を疑えないならそれも獣と大して変わらない。」
ノヴァク「普通に考えて異常だと思わないか お前はこの世の中心が太陽だと信じて 私の部下を3人も殺した 妄信的信奉だ。」
オクジー「急所を外したつもりですが 死んでしまいましたか お互いに信念のために働いた 覚悟はしてたでしょ。」