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バデーニ「君の文章は 論文としての価値はないが それゆえ 伝わる可能性は高いだろう。」
オクジー「伝わる? 何が?」
バデーニ「感動だ それさえ 残せればあとは自然と立ち上がる。」
オクジー「しかし何かを残したところでバデーニさんの利益にならないのでは。」
バデーニ「実は全くその通りだ この世に何かを残して全く知らない他者に投げるのは私にとって何ら 無意味で無価値だ しかし不思議なものでそれを無益だと判断しない領域もあるそうだ 例えば 歴史とやらがそうらしい。」
シモン「なあ 信仰って一体何だと思う 信仰っていうか教会っていうか」
レフ「そりゃあ経典だったり 教義だったり ってどうしたんだ?急に」
シモン「時々 わからなくなるんだ 僕らは毎日人を痛めつけてる。」
レフ「でも相手は異端や魔女 悪党じゃないか。」
シモン「その通り なのに じゃあなんでこんなに胸が痛むんだ。」
レフ「そういうことを考えるのは学者の仕事だ 今の俺らの仕事は上の決定に従うこと。」
ヨレンタ「あなたはなぜこんなことを?」
シモン「信仰って何だと思いますか 僕は生き方だと思います。」