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猫猫「ずっと帰りたかった花街も本質は後宮と変わらない 花園であり鳥籠だ みんな閉じこもった空気に毒されていく 妓女も周りの毒を食らうことで 甘い毒へと変わっていく。」
猫猫「こうして外部の者を悪役に仕立て 自分達だけが味方と思い込ませるのか 世間知らずなお嬢様なら易々と騙されるだろう 孤立した妃は侍女たちに頼らざるを得ない いじめられていることにすら気づかず 悪循環だ。」
水連「でも尊い 生まれだからと言って最初から別のものだと思わないで 何がどう転がって人生どうなるかなんてわからないもの 身分だけで何でも分けるのはもったいないわ。」
猫猫「姫を見た者の反応は様々だ それぞれ姫に対する考え方が違う 姫もいずれその視線の意味が分かってくるだろう。」
猫猫「噂というのは尾ひれがつくものである 広く遠くへ伝わるほど 事実とは異なり 時には噂が噂にとどまらなくなる 伝承や神話の類も似たようなものなのかもしれないな。」
猫猫「妃としての器が違いすぎる リファとシン 梨と杏 揃えられたような名で 生まれも教養もある それでも感情に支配され間違いを犯す愚かな人間は五万といる シン様 もまた そのような一人なのだろう。」