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ヨレンタ「個人の自由を制限する権威は打倒されるべき。」
ドゥラカ「でも それはあなたも同じじゃ つまり権威の中で生じる思考停止は 何も宗教だけじゃなく学問ってものの中でも起こるんじゃないですか?」
ヨレンタ「違う と言いたいけどその通りかもね 私も何度も人を殺した 確かに真理を盾に暴力は加速しうる もしかしたら私は地動説という権威を盲信し部下は思考停止で従ってるだけかも さらに悲しいことに ある種それは必然で つまり何かを前提にしないと論理を立てられない人間理性の本質的限界として 思考すると常に何らかの前提が成り立ち それがいつしか権威となる 誰もその枠組みからは出られないのかもしれない そういう状況下で駆動した 情熱が 暴走とも言える軌跡を経て 時には美しい偉業を 時には醜い悲劇を生む。」
ドゥラカ「あなたのこれが悲劇でない根拠は?」
ヨレンタ「私の目的地には自由があると信じてるから。」
ドゥラカ「自由の定義は?」
ヨレンタ「そう問えること。」
ヨレンタ「どうしてそんなに稼ぎたいの?」
ドゥラカ「それが私の信念だからです。」
ヨレンタ「なら重要だな でも時々 信念なんて忘れさせる何かに出会ったりする その感情も大切にすべき でないと…」
ドゥラカ「でないと?」
ヨレンタ「私みたいになる 信念はすぐ呪いに化ける それは私の強さであって 限界でもある。」
ドゥラカ「でも信念を忘れたら人は迷う。」
ヨレンタ「迷って きっと迷いの中に倫理がある。」