
親方「その賢人たち曰く 人間のアレテーは考えることだってな。」
親方「アリストなんちゃらはこうも考えたらしいな 人は自分の特性を生かしてる時が一番幸福だと 趣味っていうのは神様が与えてくださった使命だ 自分が自分でいられる場所だ だから隠すな 若いうちくらい浸れ だーれも文句はねぇよ いや 今のはちょっと違うな 結構文句あるかもしれねえが 関係ない進め ま あとは任せる。」
アルベルトの父「息子よ この先何かを学ぶ時 知りたいと感じた時 これだけは覚えていてくれ 疑うのだ 自分の知識も世界の常識も 動機も方法も 探求心は歯止めが効かなくなる 世界を決定的に変えてしまう 取り返しのつかない怪物を作り出してしまうかもしれない だからゆっくり疑って 人の役に立たない道なら止まるべきだ。」
ラファウ「無秩序な情報に線を引く すると今まで見えてなかったものが見えてくる こんなことが起こせるなんて 僕らの理性はどうなってるんだろうね。」
ラファウ「この世の美しさに痺れる肉体のこと そしてその美しさに近づきたいと願う精神のこと つまり ん? と感じること 神がこの世界を作り 人はそれを知りたいと願った これ以上に尊い欲望を僕は知らない この成功のためだったらどんなことも厭わない たとえそれが命だったとしても 平気で投げる。」
ラファウ「君は悩んでると言ったね 自分のやってることが何の役に立つかわからない そして自分がただ漠然と知りたいと思ってることが無意味だとも ダメだとも言った それに対して 僕は今から極めて不適切な発言をするけど 知の探求が人や社会の役に立たなければいけないなんて発想はクソだ 知りたいからやる それだけだよ そしてねアルベルト君 これだけは覚えていてくれ 心理の探求において最も重要なことだ 信じろ 自分の直感をこの世の美しさを 僕は何があろうと 君の好奇心を否定しない。」